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最近の診療では、こんなこともしております。
@ 糖尿病強化インスリン療法
 
超即効性インスリンを各食前に注射し、また持効性インスリンを注射します。
自然な形でインスリンが補充されるので膵臓が休まり、体のためにとてもよいのです。
一日3回も4回も注射するのはイヤだと言っていた方が、今ではコントロールが大変良くなってからだの調子もよく『やってよかった』と言います。
A ヘリコバクタービロリ除菌
 
胃潰瘍十二指腸潰瘍を繰り返し再発する患者様に、よく使われている薬を三種類組み合わせて一週間内服するだけで 、ピロリ菌を除菌できます。
ピロリ菌とは、胃粘膜に定着して毒素を出し、粘膜を傷害し空洞化させます。そのため、胃や十二指腸の粘膜が胃酸の攻撃を受けやすくなり、胃炎や消化性潰瘍を発症します。ピロリ菌の除菌によって、多くの症例で再発を繰り返す潰瘍が治ります。
B 肥満の新しい治療薬
 
30年ぶりで新しい肥満治療薬が承認され近々に保険診療できることになりました。
BMIが35以上の方、または27以上で糖尿病、高血圧、高脂血症などの合併症のある方に
保険適応されます。
GLP-1受容体作動薬とよばれる薬剤です。
C 新しい糖尿病薬
 
最近新しい経口糖尿病薬が話題になっています。
低血糖などの副作用が少なく体重増加もないとされています。
比較的コントロールの良い方には重宝な薬という印象です。
D 気管支喘息
  最近の世界的な喘息治療は、気道の炎症を改善させるため、ICS(吸入ステロイド薬)の使用が推奨されています。
〔発作を止める〕から〔発作を出さない〕方向に向かっています。
E C型肝炎画期的治療薬
今まではインターフェロンとりバビリンの組み合わせで治療されていましたが、副作用が多く完治率が低かったのです。
最近C型肝炎ウイルスに直接働きウイルスの増殖を止める新薬が実用化され大変な効果を上げています。
副作用もも少なく12週内服するだけで100%近く完治するといわれています。

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